さて、当院の患者さんには国分寺町内の方だけでなく、近隣の市町村の方もたくさん来られます。
その中でもお隣の綾川町の患者さんも多いです。
そして特に多いのが介護職の方で、綾川町の方が腰痛やさまざまな症状にお困りであるということを常々お聞きしております。
介護職の患者さんがおっしゃるには、新型感染症が落ち着き、マスクの着用が個人の判断となった現在でも、介護施設の中ではマスクをしたりアルコール消毒液での手指消毒がまだまだ徹底されているということでした。
ご高齢の利用者の方が多いため十分な感染症対策が必要だということですね。
綾川町の患者さんからは、
「マスクも消毒液もなんぼあっても足りない。」と言われました。
そこで私がお手伝いできることはないかと思い4月のCSR活動として綾川町社会福祉協議会様にアルコール消毒液を10L寄付させていただきました。
早速、綾川町社会福祉協議会様にお電話をすると、総務・企画課の担当の方が丁寧に応対してくれて、
「ぜひいらしてください」とおっしゃっていただき、そしてこの度、綾川町の町役場前にある施設までお伺いしました。
今回は微力ながら10Lのアルコール消毒液を寄付させていただき、施設内で職員さんや利用者さんのアルコール消毒用に使用していただけることになりました。
その際にお話をお聞きすると、職員さんの中では腰痛でお困りの方がとても多く、また、介護職の方と事務員の方ではお困りの症状が違うということもおっしゃっていました。
当院の患者さんにも介護職の方やデスクワークの方も多いので、やはりみなさんお困りごとを抱えながらお仕事されているんだなあと、現場で直接お聞きすることができてよかったです。
今後、職員の方の健康維持や利用者さんが安心・安全に介護が受けられるように、サポートをさせていただくことになりました。
すでにスーパーやドラッグストアでは今までよりは消毒液も常時手に入れやすくなっていて気軽に購入できるようにもなりました。
しかし利用者の方が大勢出入りしたり、職員の方も1日に何度も消毒をされるような施設な場合は、常に大量の消毒液の準備が必要です。
今回は少量の消毒液の寄付でしたがもとても喜んでいただけて、介護現場の貴重なお話も聞くことができましたので、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
改めて今後ともよろしくお願い申し上げます。
(監修 柔道整復師 田口誠二)