そろそろ梅雨明けしそうな高松市ですが、雨が降って日差しも強くなると問題になってくるのが庭の雑草です。
我が家の庭も、雑草に覆い尽くされてきていて犬の背丈を超えそうになってきています・・・。
雑草の草抜きって本当に大変ですよね。
なぜなら、1週間前に抜いたところなのにもう生えてきて元に戻っている。
順番に抜いていって一通り終わる頃には最初に抜いたところはもう草ぼうぼう・・・。
なんてことありますよね。
しかも長時間の草抜きは腰の痛みにつながることがあり、
「長時間、草抜きをしたから腰がパンパンです。」と言ってこられる患者さんがすでに多く来られています。
我が家も犬を飼っているから除草剤は使いたくない、そうすると手で抜かないといけないのです。
では草抜きの際に腰がパンパンのなったり痛くならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は草抜きをしても腰が痛くならない方法をお伝えしますね。
最後まで読んでいただくと、草抜きをしても腰を伸ばすときに「イタタタタ」とならなくて済むようになると思いますのでお付き合いくださいね。
草抜きの際に気をつけるべき姿勢
皆さんはお庭の草抜きをするときに、どんな姿勢で作業されていますか?
きっとこの写真のような姿勢が多いのではないでしょうか。
背の低い腰掛けに座りながら作業されているかもしれません。
そうすると草抜きが終わって立ち上がる時に腰がパンパンになりますよね。
それはしゃがんで草抜きする姿勢が腰に一番負担をかけてしまっているからなのです。
ではどのような姿勢が腰の負担が少なく草抜きができるのでしょうか。
腰の負担は姿勢によって変わります
直立姿勢つまり「気を付け」の姿勢で立っている状態の腰への負担を100とします。
椅子に座っている姿勢は約140となり、座っているだけで立っている時の1.4倍の負担が腰にかかると言われています。
次に、座った状態で前屈みになると、腰の負担は立っている時の1.8倍にもなります。
さらに驚くことに、座った状態で手で物を引っ張った場合は、なんと立っている時の約2.8倍もの負担が腰にかかるのです。
背に低い腰掛けに座りながら草を引っ張る・・・腰がパンパンに痛くなるわけですよね。
このように姿勢によって腰の負担は変わるのです。
意外な姿勢が腰の負担を減らします
腰に負担がかかりにくい草抜きの姿勢は一体どのような姿勢でしょうか。
それは、「四つん這い」です!
まず両ひざを地面について、片手で体を支え、もう片方の手で草を抜く、というスタイルがおすすめです。
実際に私もこのスタイルにしてから、草抜きをしても腰が痛くなりません。
しかし地面に両ひざをつくので、ひざを保護する必要があります。
ひざを保護する方法としては、使わなくなったお風呂マットを敷いてひざあてにするといいです。
使い捨てとしてダンボールでもいいですね。
ぜひ、ひざを保護しながら思う存分草抜きをしてみてください。
まとめ
これからの季節に庭の草抜きをする場合は、
1. 四つん這いの姿勢で作業する。
2.ひざあてをする。
この点に気を付けて作業するようにしましょう。
そうすれば体への負担も少なくて済みますから、腰の痛みも出にくいはずですし、きっと綺麗なお庭を保つことができるでしょうね。
それでも腰が痛くなった場合はぜひご相談ください。
(監修 柔道整復師 田口誠二)