初めて来られたときの患者さんの状態
この患者さんは、2022年の10月にホームページをご覧になって来院されました。
毎週3日ほど長年続けてきたバドミントンを楽しんでおられて、その最中に右足首の違和感に気づき、さらに足の甲が痛くなり他の治療院へ行ったそうです。
首や肩の痛みもあったためそれを伝えると「骨盤矯正しましょう」と安易にバキバキと治療のもならない施術をされてしまい、そこからバドミントンができないほど身体中の痛みが出てしまったと言われていました。
真っ直ぐ立てない歪みのひどい体
このお写真は初めて来られた時のものです。(写真掲載の許可をいただいています)
ただ真っ直ぐ立ってくださいという指示に対して、写真のようにゆがんだ形でしか立てませんでした。
その日の当院の整体治療後にはかなり真っ直ぐ立てるようになり、そこから地道な治療が始まりました。
とにかく大好きなバドミントンを続けたい、また思い切りプレーしたい、そして大会で優勝したいという目標のもと計画的に治療を続けていきました。
この患者さんの治療方法
当初お体を確認させていただくと、先ほどの写真のようにまっすぐに立つことができないほど背骨のゆがみがありました。
これでは血の巡りが悪くなる一方で、足の痛み、腰痛、首の痛み、肩の動きの悪さなど色々な症状がなかなか治らない状態です。
しかもバキバキした矯正を受けてしまったことにより、強い力で痛めつけられて、それに抵抗するように体の防御反応が起きていて筋肉が異常に硬い部分がありました。
治療計画をしっかりと立てて、1週間おきに整体治療を続けるとまずは足の痛みが少しずつ和らぎ、膝も曲がりやすくなったと実感をされていました。
その後、別の病気が発症して数ヶ月の入退院の期間がありましたが、退院後にまた整体治療を再開し、とうとう2025年5月の大会で優勝したと言って賞状を見せてくださったのです。
一時期は体の痛みでバドミントンの練習にすらいく気がなくなってしまっていた頃に比べたら、本当に別人のようによくなられました。
今後も当院の整体治療でお体のメンテナンスを続けて症状が出にくいお体をキープしていくことになりました。
強い力での矯正は受けてはいけません
強い力でバキバキとする整体は受けてはいけません。
「手技による医業類似行為の危害」については厚生労働省のホームページにもリンクが貼られています。
今回の患者さんのように余計な怪我や体を傷める可能性が非常に高いです。強い力で身体を捻ったり、首を鳴らしたり、強い力で押したり引っ張ったりするような施術をするかどうかをよく確かめて治療院を選んでください。
この患者さんは当院で整体治療を受けられた結果、この写真のように体の歪みが変わりました。(写真掲載の許可をいただいています)
まとめ
このように、治療院選びを間違うと治るものも治らないばかりか、余計に悪化することも珍しくありません。
症状の強さや頻度によっては治療回数や期間がかかりますが、原因を取り去る整体で症状を最低限まで減らすことが可能です。
足の痛み、腰痛、首の痛みにお困りの方はぜひぜひご相談くださいね。
(監修 柔道整復師 田口誠二)