今日の高松市は夏日になりました。
日差しも強くてとても良い天気でしたが、一昨日は暖を使っていたことを考えると、ちょうど良い季節というのが少なくなってきたような気がしますね。
さて、そろそろ南から梅雨入りの知らせも届いておりますが、強い日差しと雨が重なると問題になってくるのが庭の雑草です。
我が家の庭も、芝生なのか雑草なのか分からないくらいになってしまっています(笑)
雑草の草抜きって本当に大変ですよね。
この前抜いたところなのにもう生えてきている、一通り終わる前に最初に抜いたところに雑草が復活しているなど、やってもやっても追いつきません。
しかも長時間の草抜きは腰の痛みや肩こりにつながることがあり、「草抜きをしたから腰が痛いんです。」と言ってこられる患者さんが多くなるのがこれからの時期です。
犬を飼っているから除草剤は使いたくない、という方も多いですね。
そうなると結局、手作業で草抜きをしないといけない訳ですが、草抜きの際に腰が痛くならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は体の使い方や、ちょっとした工夫で楽に草抜きができるポイントをお伝えします。
最後まで読んでいただくと、草抜きをしても腰を伸ばすときに「イタタタタ」とならなくて済むようになると思いますのでお付き合いくださいね。
皆さんは草抜きをするときに、どのような姿勢で作業されていますか?
きっとこの写真のような姿勢が多いのではないでしょうか。
タイヤ付きの背の低い椅子に座りながら作業しているということもよく聞きます。
その場合、作業後に立ち上がると腰が「イタタタタ」となりますよね。
腰への負担を考えると、直立姿勢つまり「気を付け」の姿勢で立っている状態の腰への負担を100とした場合、椅子に座っている姿勢は約140となり、座っているだけで立っている時の1.4倍の負担が腰にかかると言われています。
さらに、座った状態でお辞儀をすると立っている時の1.8倍、座った状態で手で物を引っ張った場合は、なんと立っている時の約2.8倍もの負担が腰にかかるのです。
タイヤ付きの椅子に座りながら草を引っ張る・・・腰が痛くなるわけですよね。
では腰に負担がかかりにくい草抜きの姿勢はどのような姿勢でしょうか。
それは、四つん這いです!
両ひざを地面について、片手の掌で体を支え、もう片方の手で草を抜く、というスタイルがおすすめです。
実際に私もこのスタイルで自宅の庭の草抜きをしていますが、腰痛とは無縁です。
地面に両ひざをつくので、ひざが痛くなる可能性がありますから、そこは一つ工夫しましょう。
小さめのお風呂マットを敷いてひざあてにしてもいいですが、いちいちマットごと移動しないといけないので少し面倒ですよね。
そこで私がしているのはバレーボール用の「ひざあて」です。
スポーツ店やネットショップでも、安いものは1000円以下でありますから、草抜き用に準備しておいてもいいと思います。
これならひざも痛くない、移動も楽、腰も楽と三拍子揃っていますのでおすすめです!
それから、草抜きあるあるですが、やめどきがわからないということもあると思います。
あとここだけやったら終わろうと思っても、あそこもやってしまおう、もうちょっと綺麗にしよう、と次々とやってしまって、気がついたら疲労感がハンパないという経験はありませんか?
私はあります(笑)
もう二度とやりたくないと思うような作業をしてしまうと、結局作業自体が続かずに全体的に綺麗にすることができません。
ですから草抜きをする範囲ではなく、必ず時間を決めて作業をしましょう。
4時半になったら終わる、1時間だけ作業すると決めて作業すると体も楽ですし、また次の休みの日にもやる気がすると思います。
これからの季節に庭の草抜きをする場合は、
1. 四つん這いの姿勢で作業する。
2.ひざあてをする。
3. 時間を区切って作業を終える。
この三つに気を付けて作業するようにしましょう。
そうすれば体への負担も少なくて済みますから、腰の痛みも出にくいはずですし、きっと綺麗なお庭を保つことができるでしょうね。