熱中症とは、高温環境下で体温調節が追いつかず、体温が上昇し続ける状態を指します。
その原因は、過度な暑さ、適切な水分補給の不足、そして重度の運動などです。
主な症状には、頭痛、吐き気、めまい、意識障害などがあります。
水分補給は必須!でもただ水分を取るだけでいいの?
水分補給は熱中症予防に不可欠です。
ただし、ただ水分を取るだけでは不十分で、汗と一緒に失われる電解質(塩分等)も補給する必要があります。スポーツドリンクや塩分を含む食品が適切です。
熱中症予防のための服装と生活習慣
熱中症予防のためには通気性の良い、薄手で明るい色の服を選び、帽子や日傘で直射日光を避けるとよいです。また、外出は早朝や夕方の涼しい時間帯にし、昼間の暑い時間帯は避けると良いでしょう。
体調不良を感じたら?熱中症の初期対策
熱中症の初期症状を感じたら、まずは涼しい場所へ移動し、水分と塩分を補給することが大切です。早期発見と適切な対応が回復につながります。
熱中症の初期症状は以下のようなものが挙げられます
- 頭痛:過熱は脱水を引き起こし、これが頭痛の一因となります。
- めまい:脱水により血圧が低下すると、めまいや立ちくらみを感じることがあります。
- 吐き気や嘔吐:体温が上昇すると、胃腸機能が乱れ、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。
- 顔色の悪さ:体温が上昇すると、皮膚の血管が拡張し、顔色が悪く見えることがあります。
- 弱さや疲労感:脱水や体温の上昇は全般的な弱さや疲労感を引き起こします。
- 汗をかかなくなる:進行した熱中症では、体が適切に冷却する能力を失い、汗をかかなくなることがあります。ただし、湿度の高い環境では、汗を大量にかいても体温が上昇し続ける場合があります。
これらの症状が出た場合、すぐに冷暗所に移動し、水分・電解質を補給することが重要です。しかし、症状が重い場合や改善しない場合は、ただちに医療機関に連絡し、適切な治療を受ける必要があります。
なお、高齢者や小さな子供、既存の健康問題を持つ人は熱中症になりやすいため、特に注意が必要です。
食事で熱中症予防!夏に良い食材とは?
熱中症予防には、水分やミネラル豊富な食材を摂取することが重要です。
スイカやキュウリ、トマトなどの水分を多く含む食材や、バナナ、アボカドなどのミネラル豊富な食材を積極的に取り入れてみてください。
また、食事は小さく頻繁にとることで、消化器系への負担を軽減します。
まとめ:健康的な夏を過ごすために
-熱中症は予防が大切です。水分・塩分補給、適切な服装、早朝や夕方の活動、適度な運動とストレッチ、そして食事の工夫が必要です。当院では、それらをサポートする施術とアドバイスを提供しています。夏を快適に過ごすため、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
(監修:柔道整復師 田口誠二)