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はじめに

夏の風物詩、甲子園。

見ていても暑苦しい試合を、なぜ彼らは熱中症にならずに戦い続けることができるのでしょうか?

その答えは、彼らが毎日の練習で鍛え上げた体の「自然の冷却機構」にありました。

今回のブログでは、クーラーに慣れた人たちが甲子園球児から学ぶ熱中症対策について考えてみたいと思います。

 

エアコン生活と熱中症:思わぬリスクを理解する

一日中エアコンの効いた室内で過ごしていると、体は冷房に頼ることで体温調節機能が鈍ることがあります。

その結果、短時間でも外気にさらされると、体温の急激な上昇に対応できず、熱中症を引き起こすリスクが高まります。

これはエアコンが効いたオフィスや自宅で一日中過ごすような現代の生活スタイルによく見られる現象で、日々の生活の中で意識的に体温調節能力を鍛えることが求められます。

また、室内から室外への移動時にも注意が必要です。体が冷えた状態から急に暑さにさらされると、体温調節に必要な機能が追いつかず、熱中症のリスクが高まるからです。

 

甲子園球児の秘密:日々の練習が鍛える自然の冷却機構

甲子園球児たちは炎天下の中で日々厳しいトレーニングを行います。

その結果、彼らの身体は暑さに慣れ、自然の冷却機構が鍛えられていきます。汗をかくことで体温をコントロールするこの機構は、体が暑さに順応するための重要なメカニズムです。

一方、エアコンの効いた室内で長時間過ごすと、この自然の冷却機構が弱まり、炎天下の外に出たときに熱中症に陥るリスクが高まります。

ですから、日々一定時間、外の暑さに晒すことで、体が暑さに慣れ、自然の冷却機構を働かせる習慣をつけることが熱中症予防につながります。

 

クーラー環境と屋外の熱さのギャップをうまく乗り越える

クーラーが効いた部屋から直射日光の下へ出るとき、急激な温度差が体に大きな負担をかけます。

その結果、熱中症のリスクが高まる可能性があります。

これを防ぐためには、部屋の温度設定を31〜28度程度にすることで、体の温度調整機能を働かせることが大切です。

また、屋内から屋外へ出る前にはしっかりと水分補給を行い、血液の流れをスムーズに保つことも重要です。

さらに、暑さのピークを避けて外出する、日陰を歩くなどの工夫も必要です。

クーラー環境に長時間いる人が甲子園球児から学ぶべきは、このように体調管理に配慮する姿勢とも言えるでしょう。

 

まとめ

甲子園球児から学ぶ熱中症対策。それは日々の生活習慣や意識の中にこそあるものです。

自分自身の体を知り、自然の冷却機構を最大限に活かすことが、熱中症を予防する大切なキーとなるのです。

毎日の生活の中で小さな工夫を積み重ねて、この夏を健康に過ごしましょう。

 

(監修 柔道整復師 田口誠二)

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