はじめに
夏の暑さ対策として、冷たい飲み物を手元に置くことはもはや常識です。
しかし、単に水分を取るだけでは体調管理に十分な効果があるわけではありません。
特に、運動や外出後、あるいは高温環境下で働いているときには、
ただの水ではなく「経口補水液」が必要となることがあります。
では、そんな時に手軽に作れる自宅版経口補水液とは?その作り方と注意点をご紹介します。
経口補水液とは?その役割と効果
経口補水液は、水分だけでなく、人体に必要な電解質(ナトリウム、カリウム、塩素)や糖分を適切な比率で含んだ飲み物です。
暑い日や運動後など、大量に汗をかいた時には、単に水分を取るだけでなく、これらの栄養素も補給する必要があります。
そうすることで、脱水状態による体調不良を防ぎ、体の水分と電解質のバランスを保つことができます。
家庭でできる!簡易経口補水液の作り方
自宅で簡易経口補水液を作るのは意外と簡単です。
必要なものは水、食塩、砂糖です。
以下の割合で混ぜるだけです。
水1リットルに対し、
食塩小さじ1/2、
砂糖大さじ4を加えます。
ただし、食塩と砂糖の量はしっかりと計るようにしましょう。
適当な量では十分な効果が得られません。
正しい摂取方法と注意点:熱中症対策の一環として
この自家製経口補水液ですが、喉が渇いたからといって一日中飲んでいるわけではありません。
適切なタイミングは、運動後や汗をたくさんかいた後、体調不良を感じた時です。
また、作った液はその日のうちに飲み切り、新鮮なものを作りましょう。
常温で保存すると雑菌が繁殖しやすいため、冷蔵保存がおすすめです。
まとめ
暑い日々が続く中、適切な水分補給は私たちの健康を保つ上で欠かせません。
水分補給といえば、ただ水を飲むだけではなく、経口補水液を上手に活用することで、体調管理がより効果的になります。
自宅で簡単に作れる経口補水液、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
熱中症予防に役立ててください。
(監修 柔道整復師 田口誠二)