みなさんおはようございます!
高松市国分寺町の11号線沿いにある
国分寺整骨院の院長の田口です。
国分寺整骨院には腰痛や肩こりでお困りの患者さんがよく来られますが、初めての受診の方は待合室のイスに座って問診表を書いてもらうことになっております。
その際に足を組んで座って問診表を書く患者さんがよくおられますので、問診の際に「先ほど右足を上にして足を組んでいましたがいつも右足が上ですか?」とお聞きすると実際に組んで確認してから「そうですね、いつも右足が上ですね。左足が上になると組めません。」とおっしゃいます。
そして座る時は無意識に足を組んでしまい、組んで座った方が楽だということも皆さんおっしゃいます。
それではなぜ同じ方向に足を組んで座ったり、無意識に足を組んでしまうのでしょうか?
体がねじれてしまっているのでしょうか?
今日は足を組むことについての体への影響を書いていきます。
普段、足を組んで座ってしまうという方は是非最後までお読みくださいね。
右足を上にして足を組んでいる時の下半身や足の付け根の状態は、理想的なバランスからはかけ離れています。
右足を上にして足を組んでいる状態では、
1。右足の太ももの骨が外側にねじられているために足の付け根の関節(股関節)が外向きに回転してしまいます。
2。太ももの骨は骨盤の骨と筋肉や靭帯でつながっていますので、ねじられた分は骨盤の骨が引っ張られてねじれます。
3。引っ張られた骨盤の骨は理想的な位置から角度が変わってしまうことで、骨盤全体としては非常に不安定なものとなってしまいます。
このような状態になると、骨盤というのは立っていても座っていても体の土台になる部分ですので、土台が不安定になると背中や首の骨のバランスも崩れてしまいます。
その崩れたバランスによって、筋肉が引っ張られたりねじられたりすると肩こりや背中の張り、腰痛などの症状となって現れてくることもあるのです。
足を組んで座る方が楽だという方は、または無意識に足を組んでしまうという方は、その状態の方が楽だという状態に体がねじれてしまっていると考えた方がいいと思います。
ですから、そのねじれを戻してバランスの良い体を目指すには次の点を気をつける必要があります。
1。足を組んでいることに気がついたら、足を下ろす。
無意識で組んでしまうことについては構いません。
なぜなら癖になってしまっているので、癖というのは簡単には治すことはできないからです。
しかし、足を組んでしまっていることに気づいたら足を下ろす、ということはできるはずです。
上記の絵のように、気がついたら足を戻す、また組んでしまっていたら戻すという地道な繰り返しになりますが、気をつけてみてください。
2。座っている時は、つま先とかかとが平行になるように座ります。
足のつま先が開いて「ハ」の字になっていたり、逆に内向きになっていたりしたら、つま先をまっすぐ前に向けるように修正します。
これも足を組むことと同じで、つま先が開くのが癖になってしまっていることが多いですので、上記の絵のように、気づいたらつま先をまっすぐ前に向けるということを気をつけてみてください。
これらを続けていただくと、ご自分の体のバランスを良くするための「座り方」が身につきますし、日常生活の中で注意できることですので是非オススメします。
今回は座り方の注意点でしたが、次回は立ち方についての注意点をお伝えいたします。